私自身も最近気がついたのですが、この大恐慌、何だと思います?
これは実は「第2次世界大戦の戦後復興が漸く終わった」という事ですよ。
私も戦争なんて生まれるずっと昔に終わっているので、現代の我々には関係無いと思っていました。
そもそも、私が生まれた頃、日本はまだ発展途上国だったなんて、
全く気づいていませんでした。
だって、物心ころには既に、日本は世界一の品質の製品を提供する製造大国になっていたので。

工学は、基本的に日本を復興させるために力を入れてきた分野です。
経済力をつけて、米国から独立する。
しかし、完全に復興しきって、物質的な幸福を達成しきってしまった現在、工学は必要性が薄れてしまいました。

日本の製造業は以前は「日本人を豊かにするため」の物を作っていましたが、
今は中国にモノを売るために作っています。
あるいは中国人を豊かにするために中国人にものを作らせていると言い換えてもよいでしょう。
何か間違っている。目指しているものが間違っています。

社会構造が全く変わってしまったのです。
科学技術が社会を豊かにする、とういうのは古い価値観になってしまいました。
古い価値観のままでは目標はありません。
国を引っ張る新しい価値観が要求されているのです。

選挙は、知らない新興の政党に入れようと思います。
起死回生の新機軸を打ち立てられるでしょうか。