先日テレビ東京の「たけしの誰でもピカソ」という番組で数学者特集という非常に稀な企画をやっていて、非非常に関心した。

一瞬NHK教育のフロントランナーをつけてしまったかと思った。

大学教員の数学者の皆さんが出ていて、

中でも若くてけっこう見た目かっこいい数学者の人の日常を紹介した様子は正直かなりうらやましかった。

彼の生活は、朝から晩まで、いや、寝ているときまで数学の疑問を解くのに費やされているのだ。

食事をしているときもそうで、今田耕司さんが「奥さん怒りませんか?」と聞いていた。

ほぼ一生....ほぼ一生途切れることなく興味を持ち続けてかんがえ続けられるなんて実に「羨ましい」。

同じ理工系の人間として数学者と理論物理学者は「別格」と考えていたが、本当に別格なのをまざまざと見せ付けられた。

この2つは努力が効かない、まさに「天才」系の人しか続けられない分野だと実感した。

正直、ノーベル賞の小柴さんや白川さんなんかにはどの1人とっても圧倒的に勝っていると思った。

藤原正彦さんが言っていた通り、ノーベル数学賞がもしあったら、熾烈過ぎる争いになるだろうし、

日本から何人も受賞者が出るだろうとは本当だろう。


ところで、番組中で、北野武氏が「俺数学だけ得意だったもん。東大受けるやつに教えたりしてたし。」

「最近数学の本しか買わない。」などと発言していた。それを聞いて本職の数学者の皆さんはどう思ったか

知らないが、世間の人も「同じだっていいたいのかよ!」と疑問に思ったかも知れないが、

私は納得した。やっぱり彼は天才で理系脳なんだ。数学者には及ばないだろうけど、脳がそれを欲している。

彼はああ見えて、明治大学の工学部中退の「理系の男」なのです。

私は高校生の頃異常な北野武さんファンでした。

更に私が当時音楽で好きだったのは、杉真理さんで、こちらも慶應大学工学部中退。

実はそんなところで結びついて人生が形成されているのかなとか思ったりしました。